109回看護師国家試験画像

一般問題(薬学実践問題) 【薬理、薬剤/実務】

問246-247
70 歳女性。以前より消化器内科にて【 薬剤 1 】 による薬物治療を受けている。最近、別の医院を受診し、パーキンソン病と診断されレボドパにて薬物治療を行うこととなった。レボドパを標準維持量まで増量したが症状の改善が見られず、薬物相互作用が疑われた。

問246
【 薬剤 1 】 は、脳内でレボドパの効果に影響した可能性がある。【 薬剤 1 】 はどれか。1つ選べ。

1 プロパンテリン臭化物
2 ラベプラゾールナトリウム
3 スクラルファート
4 スルピリド
5 テプレノン
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問247
薬物相互作用を回避するため【 薬剤 1 】 を中止したところ、幻覚症状が発現した。その機序として、最も可能性が高いのはどれか。1つ選べ。

1 ドパミン受容体に対する刺激と遮断のバランスがくずれ刺激優位となった。
2 ドパミン受容体に対する刺激と遮断のバランスがくずれ遮断優位となった。
3 アセチルコリン受容体に対する刺激と遮断のバランスがくずれ刺激優位となった。
4 アセチルコリン受容体に対する刺激と遮断のバランスがくずれ遮断優位となった。
5 【 薬剤 1 】を中止することで脳内ドパミン濃度が増加した。
6 【 薬剤 1 】を中止することで脳内アセチルコリン濃度が増加した。
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問248-249
55 歳男性。前立腺肥大に伴う排尿障害に対して単剤で薬物治療中だったが、時々急に抑えられないような強い尿意を感じるとの訴えがあったため新たな薬剤が追加されて、次のような処方となった。

(処方 1)
シロドシン錠 4mg 1回1錠(1日 2 錠) 1 日 2 回 朝夕食後 14 日分

(処方 2)
プロピベリン塩酸塩錠 10 mg 1回1錠(1 日 1 錠) 1 日 1 回 朝食後 14 日分

問248
この処方に関して患者に確認する内容として重要度が高いのはどれか。2つ選べ。

1 咳がひどく出ることはありませんか。
2 食欲不振になっていませんか。
3 味(甘、塩、酸、苦)を感じにくいことはありませんか。
4 めまいや立ちくらみを感じることはありませんか。
5 排尿した後に尿が残っている感じはありませんか。
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問249
この患者において新たに追加された処方薬の作用機序はどれか。1つ選べ。

1 アドレナリンα1 受容体遮断による尿道内圧の低下
2 アドレナリンβ2 受容体刺激による外尿道括約筋の弛緩
3 アドレナリンβ3 受容体刺激による膀胱排尿筋の収縮
4 アセチルコリンM2 受容体刺激による内尿道括約筋の弛緩
5 アセチルコリンM3 受容体遮断による膀胱排尿筋の弛緩
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問250-251
70歳男性。もともと歩行が困難であったが最近、薬の飲み忘れが増え、通院も困難になってきた。医師の指示に基づき保険薬局の薬剤師が在宅訪問薬剤管理を行うこととなった。

(処方1)
ドネペジル塩酸塩錠5mg  1回1錠(1日1錠)
バルサルタン錠40mg  1回1錠(1日1錠)
アスピリン腸溶錠100mg  1回1錠(1日1錠) 1日1回朝食後14日分

(処方2)
サルポグレラート塩酸塩錠100mg  1回1錠(1日3錠) 1日3回朝昼夕食後14日分

問250(実務)
在宅訪問において薬剤師に求められている行為としてふさわしくないのはどれか。1 つ選べ。

1 残薬を整理し、処方量の調整を医師に提案する。
2 血圧などのバイタルサインをチェックし医師に報告する。
3 コンプライアンスの向上を目的とし剤形変更を医師に提案する。
4 家族から求めのあった口腔ケア用スポンジブラシを提供する。
5 患者の一部負担金を減免する。
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問251(薬理)
処方された薬物の作用機序として正しいのはどれか。2 つ選べ。

1 アンギオテンシン受容体を遮断する。
2 セロトニン受容体を遮断する。
3 アセチルコリン受容体を遮断する。
4 グルタミン酸受容体を遮断する。
5 アドレナリン受容体を遮断する。
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問252-253
45歳女性。卵巣がん。がん性疼痛に対して以下の薬剤を使用してきたが、疼痛が増強してきたので追加処方を検討することにした。

(処方)
ロキソプロフェンNa錠60mg  1回1錠(1日3錠) 1日3回朝昼夕食後14日分

問252(実務)
ロキソプロフェンNa錠に追加する薬剤として適切なのはどれか。2 つ選べ。

1 コデインリン酸塩散10%
2 セレコキシブ錠
3 モルヒネ硫酸塩水和物徐放錠
4 メサドン塩酸塩錠
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問253(薬理)
前問で適切と考えた追加処方薬の薬理作用(副作用を含む)として正しいのはどれか。2 つ選べ。

1 中脳や延髄に作用し脊髄への下行性抑制系神経を抑制することで鎮痛作用を示す。
2 プロスタグランジンの産生を抑制し解熱作用を示す。
3 肝臓の薬物代謝酵素によってモルヒネに変換されて鎮痛作用を示す。
4 延髄の化学受容器引き金帯(CTZ)を抑制し、制吐作用を示す。
5 消化管運動を抑制し、便秘を起こす。
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問254-255
30歳男性。気管支ぜん息の治療のため以下の薬剤が処方された。

(処方)
アドエア125エアゾール120吸入(注) 1本 1 回 2吸入 1日 2 回 朝夕食後吸入

注:サルメテロールキシナホ酸塩及びフルチカゾンプロピオン酸エステルを含有する加圧式定量噴霧吸入器(pMDI)。1吸入で、サルメテロールとして25μg 及びフルチカゾンプロピオン酸エステルとして125μg を吸入できる。

問254(実務)
この処方薬で生じる可能性のある副作用として誤っているのはどれか。1つ選べ。

1 アナフィラキシー
2 肺炎
3 口腔カンジダ症
4 振戦
5 血清カリウム濃度上昇
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問255(薬理)
上記の処方薬に関する記述のうち正しいのはどれか。2 つ選べ。

1 フルチカゾンは細胞質のグルココルチコイド受容体に結合し核内に移行する。
2 フルチカゾンはNF-κB を活性化して、抗炎症作用を示す。
3 サルメテロールは気管支平滑筋のアドレナリンβ2受容体を刺激しアデニル酸シクラーゼを活性化する。
4 フルチカゾンは血糖上昇作用を有するがサルメテロールはその作用を減弱する。
5 サルメテロールは心機能抑制作用を有するがフルチカゾンはその作用を減弱する。
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問256-257 
73歳男性。入院中の患者。切除不能の胃がんに対してS-1(テガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム配合剤)/シスプラチン療法を開始しその後、退院して外来化学療法で治療を継続することとなった。

問256(実務)
治療開始時又は退院時に薬剤師が患者に対して行う説明として適切でないのはどれか。1 つ選べ。

1 S-1 の服用においては休薬期間が設けられています。
2 治療効果を高めるために水分の摂取量を制限してもらうことがあります。
3 投与期間中には重篤な副作用を回避するため定期的に血液検査を行う必要があります。
4 悪心・嘔吐、食欲不振等が起きることがあります。
5 激しい下痢、腹痛が起きることがあります。
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問257(薬理)
この化学療法の副作用を軽減する薬物に関する記述として誤っているのはどれか。1 つ選べ。

1 アザセトロンは化学受容器引き金帯(CTZ)と求心性迷走神経終末のセロトニン 5-HT3 受容体を遮断し急性の悪心・嘔吐を抑制する。
2 タンニン酸アルブミンは大腸のアウエルバッハ神経叢を刺激し大腸のぜん動運動を促進する。
3 アプレピタントはニューロキニン NK1 受容体を遮断し遅発性の悪心・嘔吐を抑制する。
4 D-マンニトールは管腔内浸透圧上昇を介して近位尿細管のナトリウム再吸収を抑制し尿量を増加させる。
5 レノグラスチムは顆粒球系幹細胞に作用し好中球数を増加させる。
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問258-259
62歳女性。3年前に糖尿病と診断され処方1及び処方2で治療中。最近、手足に痛みやしびれ感があるため処方3が追加となった。

(処方1)
メトホルミン塩酸塩錠250mg  1回1錠(1日3錠) 1日3回朝昼夕食後14日分

(処方2)
ピオグリタゾン錠15mg  1回0.5錠(1日0.5錠) アログリプチン安息香酸塩錠25mg  1回1錠(1日1錠) 1日1回朝食後14日分

(処方3)
プレガバリンカプセル75mg  1回1カプセル(1日2カプセル) 1日2回朝夕食後14日分

問258(実務)
処方 3 の服薬指導として適切なのはどれか。2 つ選べ。

1 痛みやしびれ感の改善があれば薬をやめても構いません。
2 アルコールは薬の作用に影響しますので控えてください。
3 ぼんやりしたり、めまい、意識消失などが起こることがあります。
4 血液を固まりにくくし血のめぐりを良くすることで痛みをやわらげます。
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問259(薬理)
処方1~3の薬物の作用機序として正しいのはどれか。2つ選べ。

1 アルドース還元酵素を阻害し末梢神経障害を改善する。
2 AMP 依存性プロテインキナーゼを活性化し肝臓での糖新生を抑制する。
3 ペルオキシソーム増殖剤応答性受容体α(PPARα)を活性化しインスリン抵抗性を改善する。
4 オピオイド μ 受容体を刺激し鎮痛作用を示す。
5 ジペプチジルペプチダーゼ-4(DPP-4)を阻害しインクレチンの作用を増強する。
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問260-261
70歳女性。1ヶ月前から四肢の筋力低下と眠れないほどの四肢及び腰部の痛みがある。整形外科を受診し、以下の薬剤が処方された。

(処方1)
リセドロン酸 Na 錠 17.5 mg  1回1錠(週1錠) 週1回起床時2日分

(処方2)
カルシトリオールカプセル0.25μg  1回1カプセル(1日2カプセル) 1日2回朝夕食後14日分

(処方3)
アルプラゾラム錠 0.4mg  1回1錠(1日1錠) 1日1回就寝前14日分

問260(実務)
上記の処方に関する服薬指導として適切なのはどれか。2つ選べ。

1 服用後、なるべく早く食事をとるように指導する。
2 服用後、横になって安静にするように指導する。
3 歯科を受診する場合に服用中の薬剤について歯科医師に告知するように指導する。
4 自動車の運転など危険を伴う機械の操作に従事しないように指導する。
5 腰痛が改善したら直ちに服薬を中止するように指導する。
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問261(薬理)
リセドロン酸の作用機序として正しいのはどれか。1 つ選べ。

1 骨のエストロゲン受容体に結合し骨芽細胞を増加させ骨形成を促進する。
2 ヒドロキシアパタイトに結合したのち骨芽細胞に取り込まれアポトーシスを起こす。
3 オステオカルシンのカルボキシ化を介し前駆細胞から破骨細胞への分化を阻害する。
4 メバロン酸代謝経路のファルネシルピロリン酸合成酵素を阻害し破骨細胞の機能を抑制する。
5 カルシウムの腸管からの吸収を促進し血中 Ca²⁺ 値を上昇させる。
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問262-263
59歳男性。2日前より上気道感染症状(軽度の咳)を訴えていたが今朝、突然の悪寒、震えと発熱39℃を認め受診した。肺炎球菌が検出されたので抗菌薬が処方されることとなった。

検査所見:呼吸数10/分、右肺野にラ音聴取。胸部X線にて右肺野に肺炎像を認める。
ALT 10IU/L、AST 19IU/L、γ-GPT 22IU/L、血清クレアチニン値 5.5 mg/dL、クレアチニンクリアランス21 mL/min

問262(実務)
この患者に対して投与量を調節する必要性が低いのはどれか。1 つ選べ。

1 注射用イミペネム・シラスタチンナトリウム
2 アジスロマイシン水和物錠
3 セフィキシム水和物カプセル
4 アンピシリン水和物カプセル
5 レボフロキサシン水和物錠
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問263(薬理
前問中の薬物の作用機序として正しいのはどれか。2 つ選べ。

1 イミペネムはUDP-N -アセチルムラミン酸の合成を阻害する。
2 アジスロマイシンは細菌のリボソーム 50S サブユニットに結合しタンパク質合成を阻害する。
3 セフィキシムは細菌のリボソーム 30S サブユニットに結合しタンパク質合成を阻害する。
4 アンピシリンはペプチドグリカン前駆体のペプチジル- D -アラニンに結合し細胞壁合成を阻害する。
5 レボフロキサシンは細菌の DNA ジャイレースを阻害しDNA の複製を阻害する。
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問264-267 
57歳男性。胸部の激痛、呼吸困難、意識障害にて救急搬送された。心電図所見にて急性心筋塞と診断され、直ちにアルテプラーゼが投与された。容態は安定に向かっている。

問264(実務)
初期治療として投与されたアルテプラーゼについて正しいのはどれか。2 つ選べ。

1 生物由来製品である。
2 発症後24時間以内なら投与開始可能である。
3 皮下注射にて投与する。
4 血液凝固阻止作用を有する薬剤との併用が推奨される。
5 大手術後、日の浅い患者(14日以内)には禁忌である。
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問265(実務)
発症後24時間が経過した時点で心室性期外収縮が継続していたのでリドカインの投与が決定した。この症例に用いるリドカイン製剤として正しいのはどれか。1 つ選べ。なお( )内は投与部位を示す。

1 アドレナリン含有注射液製剤(硬膜外)
2 筋注用0.5%溶解液製剤(筋肉内)
3 静注用2%製剤(静脈内)
4 注射液2%製剤(硬膜外)
5 ビスカス2%製剤(経口)
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問266(薬剤)
リドカインの代謝・消失に関する記述として正しいのはどれか。2 つ選べ。

1 肝血流量が低下している患者ではリドカインの血中濃度は減少する。
2 リドカインは肝初回通過効果を受けやすい。
3 リドカインの肝クリアランスは血中タンパク結合率の変動の影響を受けにくい。
4 リドカインは主としてCYP2C9 により代謝されるためCYP2C9 が欠損している患者では血中濃度が上昇する。
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問267(薬理)
アルテプラーゼ、リドカインのいずれかに関する記述として正しいのはどれか。2 つ選べ。

1 アドレナリン β 受容体を遮断し異所性ペースメーカー活性を抑制する。
2 K⁺チャネルを遮断し不応期を延長する。
3 心室筋の Na⁺ チャネルを遮断するとともに活動電位持続時間を短縮する。
4 プラスミノーゲンをプラスミンに変換し血栓を溶解する。
5 フィブリノーゲンに対する親和性が高く出血を起こしにくい。
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問268-269
38歳男性。腰痛により整形外科を受診し以下の処方箋をもって保険薬局に初めて来局した。

(処方)
チザニジン錠1mg 1回1錠(1日3錠)
ロルノキシカム錠4mg  1回1錠(1日3錠)
テプレノンカプセル50mg  1回1カプセル(1日3カプセル) 1日3回朝昼夕食後7日分

問268(実務)
この処方に関して、薬剤師が患者に対し習慣的な摂取の有無を確認する必要性が最も高い食品・嗜好品はどれか。1 つ選べ。

1 チーズ
2 オレンジジュース
3 麦茶
4 納豆
5 タバコ
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問269(薬剤)
前問で選択した食品あるいは嗜好品の摂取により生じる可能性が最も高いのはどれか。1 つ選べ。

1 処方薬の吸収が促進され副作用が発現する。
2 CYP1A2の誘導により処方薬の効果が減弱する。
3 CYP3A4の阻害により処方薬の副作用が発現する。
4 処方薬の腎排泄が阻害され副作用が発現する。
5 処方薬の血中濃度には影響がないが効果が減弱する。
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問270-271
腫瘍内科カンファレンスにおいて薬剤師が抗腫瘍薬の治療薬物モニタリング(TDM)に関する以下の説明を行った。「この薬物は特定薬剤治療管理料算定が認められている抗腫瘍薬です。経口投与で用いられ定められた最小有効トラフ濃度を超えていることをTDM によって確認することが望ましいです。」

問270(実務)
この抗腫瘍薬に該当するのはどれか。1 つ選べ。

1 イマチニブメシル酸塩
2 ゲムシタビン塩酸塩
3 ドキソルビシン塩酸塩
4 ペメトレキセドナトリウム水和物
5 メトトレキサート
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問271(薬剤)
成人男性に対して前問の薬物を12時間毎に繰り返し経口投与するとき定常状態における血中濃度のトラフ値が1,000ng/mL となる1回あたりの投与量はどれか。1 つ選べ。ただし、この薬物の体内動態は線形1-コンパートメントモデルに従うものとし100mg を単回経口投与したときの最高血中濃度は400ng/mL血中消失半減期は12時間とする。また、本剤の吸収は速やかであり吸収にかかる時間は無視できるものとする。

1 125mg
2 250mg
3 375mg
4 500mg
5 625mg
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問272-273
58歳男性。本態性高血圧症及び狭心症に対して外来で薬物治療を受けていたが急に症状が悪化したため入院となった。薬剤師が面談し薬物の使用状況等について尋ねたところめまいや、一過性の意識障害などの症状が現れることが時々あったため最近になって自己判断で服薬を止めていたことが判明した。

問272(実務)
この患者が服用していた薬物として最も可能性が高いのはどれか。1 つ選べ。

1 アリスキレンフマル酸塩
2 エナラプリルマレイン酸塩
3 カンデサルタンシレキセチル
4 ニフェジピン
5 フロセミド
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問273(薬剤)
服薬中止のきっかけとなった症状はこの患者が最近摂取し始めた食品あるいは一般用医薬品との相互作用に起因すると考えられた。摂取していた可能性が最も高いのはどれか。1 つ選べ。

1 牛乳
2 鉄製剤
3 アルミニウムを含む制酸剤
4 グレープフルーツジュース
5 セントジョーンズワートを含む健康食品
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問274-275
54歳女性。2年前に高血圧及びうっ血性心不全と診断され以下の処方による薬物治療を受け状態は安定していた。昨日、食欲不振と吐き気を訴え受診し、緊急入院となった。ジゴキシンの血中濃度を測定したところ、2.2ng/mL であった。持参薬確認のため薬剤師が面談したところ鼻水が出て喉が痛いなど風邪気味の症状のため1週間前に近医を受診しそこで処方された薬を服用しているとのことであった。

(処方)
ジゴキシン錠 0.25mg  1回1錠(1日1錠)
リシノプリル錠 10mg  1回1錠(1日1錠) 1日1回朝食後28日分

問274(実務)
患者がこの1週間に服用していた薬物として最も可能性の高いのはどれか。1 つ選べ。

1 アセトアミノフェン
2 クラリスロマイシン
3 セフジニル
4 リファンピシン
5 レボフロキサシン水和物
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問275(薬剤)
この患者で起きている相互作用として可能性が高いのはどれか。2 つ選べ。

1 CYP3A4によるリシノプリルの代謝が抑制された。
2 CYP3A4によるジゴキシンの代謝が促進された。
3 P-糖タンパク質によるリシノプリルの排泄が促進された。
4 P-糖タンパク質によるジゴキシンの排泄が抑制された。
5 腸内細菌叢への影響によりジゴキシンの不活化が抑制された。
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問276-277
50歳女性。2型糖尿病と診断され内服薬で治療を行っていたが血糖コントロール不良のためインスリン導入目的で入院となり以下の薬剤をペン型注入器を用いて投与することとなった。

(処方)
皮下注射(自己注射)
ヒトイソフェンインスリン
水性懸濁注射液(カートリッジ型)
1回4単位1日1回朝食前1本

問276(実務)
薬剤師が患者に指導する内容として正しいのはどれか。2 つ選べ。

1 十分に混和し、均一にしてから使用してください。
2 注射を忘れた場合は次回2倍量を注射してください。
3 注入ボタンを押したら速やかに針を抜いてください。
4 腹部、大腿部、上腕部などの投与部位を決めその中で注射場所を毎回変えてください。
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問277(薬剤)
下図は、今回処方された注射剤(ヒトイソフェンインスリン水性懸濁注射液)とインスリンヒト注射液をそれぞれヒトの皮下に投与した後のインスリン血中濃度推移を示している。処方された注射剤に該当する血中濃度推移とこの製剤の特徴に関する記述の組合せのうち正しいのはどれか。1 つ選べ。なお、処方された注射剤には添加剤としてプロタミン硫酸塩が含まれている。
第101回薬剤師国家試験問題277
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問278-279
78歳女性。アルツハイマー型認知症と診断され処方薬見直しのため入院していた。退院の際、仙骨部に発赤が見つかった。医師から家族に対し褥瘡のリスクについて説明があり下記の薬剤が処方された。

(処方)
ジメチルイソプロピル
アズレン軟膏0.033%
40g1回適量
1日2回朝就寝前仙骨部に塗布(軟膏基剤として白色ワセリン、精製ラノリンが含まれる。)

問278(実務)
薬剤師が、患者の家族に対し処方された薬剤ならびに介護上の注意点について説明した。説明内容として適切でないのはどれか。1 つ選べ。

1 栄養状態が良くないと褥瘡は治りにくいので十分な栄養をとらせてください。
2 体圧分散寝具は褥瘡の予防及び治療に有効です。
3 本剤には、創面保護効果があります。
4 本剤には、抗炎症作用があります。
5 本剤は、褥瘡からの滲出液が多いときにも使用できます。
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問279(薬剤)
本剤に関する記述のうち正しいのはどれか。2 つ選べ。

1 本剤3g 中にジメチルイソプロピルアズレンが
10mg 配合されている。
2 白色ワセリンは、水溶性基剤である。
3 精製ラノリンは、吸水能を有する。
4 2種の軟膏基剤のうち白色ワセリンの方が強い乳化作用を示す。
5 主薬が水にほとんど溶けないことが本軟膏基剤が選択されている理由の1つである。
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問280-281
初期臨床研修医に対し緩和ケアチームのメンバーである薬剤師がフェンタニル製剤の特徴について講義をしている。

問280(実務)
フェンタニル及びフェンタニル製剤に関する説明として正しいのはどれか。2つ選べ。

1 フェンタニルは腎機能が悪い患者には禁忌である。
2 フェンタニルはがん性疼痛治療の他、全身麻酔にも用いられる。
3 フェンタニル貼付剤はオピオイド導入に適する。
4 フェンタニル貼付剤をハサミ等で切って使用することは避ける。
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問281(薬剤)
フェンタニル貼付剤に関する記述のうち正しいのはどれか。2つ選べ。

1 貼付部位の温度が上昇するとフェンタニルの吸収量が増大することがある。
2 吸収されたフェンタニルは肝初回通過効果を受ける。
3 副作用発現時には貼付剤をはがすことで投与を中断できる。
4 急性の疼痛発作時にも有効である。
5 鎮痛効果は貼付部位周辺に限定される。
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問282-283
75歳男性。かねてから緑内障治療のため処方1の薬剤を使用していた。両目が充血し、目やにも出ることからかかりつけの眼科医を受診したところ細菌性結膜炎と診断され、処方2が新たに追加された。

(処方1)
カルテオロール塩酸塩 点眼液1%(持続性) (2.5mL/本)1本 1回1滴1日1回夕両目点眼

(処方2)
レボフロキサシン 点眼液1.5% (5mL/本)1本 1回1滴1日3回朝昼夕両目点眼

問282(実務)
これらの処方薬の使用方法について薬剤師が患者に指導する内容として適切なのはどれか。2 つ選べ。

1 点眼後は、数回まばたきをし薬液が患部全体にいきわたるようにする。
2 点眼後は、目頭を圧迫する。
3 夕方の点眼時は2剤を間隔をあけずに連続して点眼する。
4 夕方の点眼時は処方2の薬剤を先に点眼する。
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問283(薬剤)
処方1の点眼液には下記の添加剤が含まれている。それぞれの添加剤の使用目的のうち正しいのはどれか。2 つ選べ。

添加剤:ベンザルコニウム塩化物、塩化ナトリウム、リン酸二水素ナトリウム、無水リン酸一水素ナトリウム、水酸化ナトリウム、アルギン酸

1 ベンザルコニウム塩化物は主薬の酸化防止剤として添加されている。
2 塩化ナトリウムは等張化剤として添加されている。
3 リン酸二水素ナトリウムは着色剤として添加されている。
4 水酸化ナトリウムは保存剤として添加されている。
5 アルギン酸は、主薬の眼表面での滞留性向上の目的で添加されている。
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問284-285
65歳男性。在宅で高カロリー輸液療法を実施することとなった。かかりつけ薬局の薬剤師が高カロリー輸液の調製と安全使用に関する実地研修を受けるため病院の薬剤部を訪れた。

問284(実務)
高カロリー輸液を安全に調製、使用するために病院薬剤師がかかりつけ薬局の薬剤師に行う指導として適切なのはどれか。2つ選べ。

1 混合調製には、無菌室あるいはクリーンベンチを使用するのが望ましい。
2 コアリング防止のため、注射針はゴム栓の指定位置に斜めに刺す。
3 重篤なアシドーシスの発現を防止するため、ビタミンCを添加する。
4 高カロリー輸液用総合ビタミン剤は投与間際に混合し、輸液バッグ全体を遮光する。
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問285(薬剤)
糖・電解質水溶液からなる室とアミノ酸水溶液からなる室が隔壁によって、2室に分けられた構造の高カロリー輸液剤(ダブルバッグ製剤)に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

1 通例、保存剤が添加されている。
2 バッグを両手で強く押すことにより隔壁部を開通させる。
3 2室に分かれているため、混合するまでメイラード反応を回避できる。
4 脂肪乳剤を同時に投与する場合は糖・電解質水溶液からなる室に混合する。
5 混合した製剤は2時間以内に全量を投与する。
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101回薬剤師国家試験(全問)
101回薬剤師国家試験【必修問題】問1~問90
101回薬剤師国家試験【一般問題(薬学理論問題)】 問91~問150
101回薬剤師国家試験【一般問題(薬学理論問題)】問151~問195
101回薬剤師国家試験【一般問題(薬学実践問題)】問196~問245
101回薬剤師国家試験【一般問題(薬学実践問題)】問246~問285
101回薬剤師国家試験【一般問題(薬学実践問題)】問286~問345

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