2016年(平成28年)第101回薬剤師試験 理論問題【問151~問195】

第27回歯科衛生士国家試験問題

一般問題(薬学理論問題) 【薬理】

問151
次の筋細胞に存在する異なった標的分子に働き収縮機能に対して相反する作用を示す薬物の組合せはどれか。2つ選べ。

1 血管平滑筋細胞におけるアセチルコリンとフェニレフリン
2 瞳孔括約筋細胞におけるアセチルコリンとネオスチグミン
3 気管支平滑筋細胞におけるアセチルコリンとイソプレナリン
4 骨格筋細胞におけるアセチルコリンとツボクラリン
5 骨格筋細胞におけるアセチルコリンとダントロレン
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問152
交感神経系に作用する薬物について正しいのはどれか。2つ選べ。

1 エチレフリンは間接型のアドレナリン作動薬でタキフィラキシーを生じる。
2 ブナゾシンはアドレナリン α1 受容体を遮断して末梢血管抵抗を減少させる。
3 ブリモニジンはアドレナリン α2 受容体を遮断して眼房水の排出を促進する。
4 チモロールはアドレナリン β2 受容体を刺激して気管支を拡張させる。
5 ニプラジロールはアドレナリン β 受容体遮断作用に加えてニトログリセリンに類似した血管拡張作用を有する。
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問153
自律神経節遮断薬の効果として正しいのはどれか。2つ選べ。

1 血圧降下
2 頻脈
3 唾液分泌亢進
4 縮瞳
5 消化管運動亢進
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問154
局所麻酔薬メピバカインに関する記述のうち正しいのはどれか。2つ選べ。

1 構造の特徴からエステル型の局所麻酔薬に分類される。
2 細胞の内側から電位依存性 Na⁺ チャネルに作用する。
3 太い神経線維より細い神経線維に対する興奮伝導抑制作用が強い。
4 炎症巣では細胞外液が酸性側に傾くため局所麻酔薬効果が高くなる。
5 粘膜からの浸透性が高いので表面麻酔に用いられる。
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問155 
催眠薬の作用機序について正しいのはどれか。2つ選べ。

1 ベンゾジアゼピン系薬はGABA による GABAA 受容体の活性化を増強する。
2 ゾピクロンはオレキシン受容体を選択的に遮断する。
3 ラメルテオンはメラトニン受容体を選択的に刺激する。
4 エチゾラムはヒスタミン H1 受容体を選択的に遮断する。
5 バルビツール酸系薬はGABAA 受容体の GABA 結合部位に結合しCl⁻ チャネルを開口する。
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問156
神経障害性疼痛(糖尿病性神経障害に伴う痛みなど)の治療薬には一次知覚神経に発現するイオンチャネルに作用するものがある。その作用機序として、正しいのはどれか。2つ選べ。

1 電位依存性 Ca²⁺ チャネルを遮断し神経伝達物質の遊離を抑制する。
2 電位依存性 K⁺ チャネルを遮断し神経伝達物質の遊離を抑制する。
3 ATP 感受性 K⁺ チャネルを遮断し神経伝達物質の遊離を抑制する。
4 電位依存性 Cl⁻ チャネルを遮断し神経の興奮を抑制する。
5 電位依存性 Na⁺ チャネルを遮断し神経の興奮を抑制する。
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問157
Ca²⁺ チャネル遮断薬に関する記述のうち正しいのはどれか。2つ選べ。

1 アムロジピンは心筋の L 型 Ca²⁺ チャネルを遮断するが血管平滑筋の L 型 Ca²⁺ チャネルは遮断しない。
2 ベラパミルは血管平滑筋の L 型 Ca²⁺ チャネルを遮断するが心筋の L 型 Ca²⁺ チャネルは遮断しない。
3 シルニジピンは血管平滑筋の L 型 Ca²⁺ チャネル及び交感神経終末の N 型 Ca²⁺ チャネルを遮断する。
4 ジルチアゼムは房室結節の L 型 Ca²⁺ チャネルを遮断する。
5 ベプリジルは、Ca²⁺ チャネル遮断作用に加えてK⁺ チャネル活性化作用を有する。
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問158
利尿薬の作用機序に関する記述のうち正しいのはどれか。2つ選べ。

1 インダパミドはNa⁺-K⁺-2Cl⁻ 共輸送体を選択的に阻害する。
2 ブメタニドはNa⁺-Cl⁻ 共輸送体を選択的に阻害する。
3 トラセミドはNa⁺-K⁺-2Cl⁻ 共輸送体を阻害するとともに心房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP)受容体を遮断する。
4 カンレノ酸は集合管上皮細胞の Na⁺ チャネルの発現を抑制する。
5 トリアムテレンは集合管上皮細胞の Na⁺ チャネルを遮断する。
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問159 
呼吸器系に作用する薬物に関する記述のうち正しいのはどれか。2つ選べ。

1 チペピジンは咳中枢に作用せず、気管支を拡張させて鎮咳作用を示す。
2 モンテルカストは核内受容体に作用し気管支ぜん息に伴う炎症を抑制する。
3 アンブロキソールはブロムヘキシンの活性代謝物であり肺サーファクタントの分泌を促進させる。
4 アセチルシステインは気道粘液のムコタンパク質のジスルフィド結合を開裂して去痰作用を示す。
5 フルマゼニルは肺伸展受容器を選択的に抑制し、鎮咳効果を示す。
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問160
消化器系に作用する薬物の副作用に関する記述のうち正しいのはどれか。2 つ選べ。

1 ピレンゼピンはアセチルコリン M2 受容体を選択的に遮断し心悸亢進を引き起こす。
2 ミソプロストールはプロスタノイドEP 受容体を遮断し子宮収縮を引き起こす。
3 メトクロプラミドはドパミン D2 受容体を遮断し乳汁漏出を引き起こす。
4 ブチルスコポラミンはアセチルコリン M3 受容体を遮断し口渇を引き起こす。
5 メペンゾラートはアセチルコリン M3 受容体を遮断し頻尿を引き起こす。
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問161
ホルモン関連薬に関する記述のうち正しいのはどれか。2 つ選べ。

1 ゴセレリンは持続的投与によりゴナドトロピン放出ホルモン(GnRH)受容体の脱感作を引き起こし卵胞刺激ホルモン(FSH)や黄体形成ホルモン(LH)の分泌を抑制する。
2 ダナゾールは黄体ホルモン受容体とアンドロゲン受容体を遮断し排卵を抑制する。
3 クロルマジノンは5α-還元酵素を阻害しテストステロンからジヒドロテストステロンへの変換を阻害する。
4 シナカルセトはカルシトニン受容体を刺激し副甲状腺(上皮小体)ホルモンの分泌を促進する。
5 モザバプタンはバソプレシン V2 受容体を遮断し集合管における水の再吸収を抑制する。
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問162
脂質異常症治療薬に関する記述のうち正しいのはどれか。2 つ選べ。

1 フェノフィブラートはペルオキシソーム増殖剤応答性受容体α(PPARα)を阻害し血中トリグリセリドを低下させる。
2 アトルバスタチンは3-ヒドロキシ-3-メチルグルタリルCoA(HMG-CoA)還元酵素を阻害し肝細胞の低密度リポタンパク質(LDL)受容体を増加させる。
3 コレスチミドはLDL コレステロールの酸化を抑制する。
4 プロブコールはLDL 受容体に依存しない機構で血中LDL コレステロールを低下させ家族性高コレステロール血症に奏効する。
5 ニセリトロールは胆汁酸再吸収を抑制し肝臓でのコレステロールから胆汁酸への異化を促進する。
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問163
抗アレルギー薬に関する記述のうち正しいのはどれか。2 つ選べ。

1 クロモグリク酸は肥満細胞からのケミカルメディエーターの遊離を抑制しⅠ型アレルギー反応を抑制する。
2 オザグレルはトロンボキサン A2 受容体を遮断し気管支平滑筋の収縮を抑制する。
3 セラトロダストはロイコトリエン受容体を遮断し血管透過性亢進を抑制する。
4 ジフェンヒドラミンは5-リポキシゲナーゼを阻害し気管支平滑筋の収縮を抑制する。
5 スプラタストはインターロイキン-4やインターロイキン-5の産生を抑制し、IgE の産生を抑制する。
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問164
β-ラクタム系抗菌薬の耐性発現及び副作用に関する記述のうち正しいのはどれか。2つ選べ。

1 β-ラクタム環を開裂するセファロスポリナーゼを産生する細菌はセファレキシンに対する耐性を示す。
2 スルバクタムは緑膿菌に対して強い抗菌活性を示すがセファロスポリナーゼによって容易に分解される。
3 セフォタキシムはセファロスポリナーゼを不可逆的に阻害しβ-ラクタム系抗菌薬の治療効果を高める。
4 メロペネムは腎尿細管に存在するデヒドロペプチダーゼⅠにより分解されその分解物が腎毒性を引き起こす。
5 セフメタゾールはジスルフィラム様作用を有するので投与期間中に飲酒すると血中アセトアルデヒド濃度が上昇しやすくなる。
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問165 
抗悪性腫瘍薬に関する記述のうち正しいのはどれか。2 つ選べ。

1 エトポシドはDNA 鎖に架橋を形成しDNA 合成を阻害する。
2 ビンクリスチンはチューブリンの重合を阻害して微小管分解を引き起こし細胞分裂を抑制する。
3 シタラビンは細胞内で三リン酸ヌクレオチドに変換されトポイソメラーゼを阻害してDNA 合成を阻害する。
4 ゲフィチニブは上皮増殖因子受容体(EGFR)チロシンキナーゼを選択的に阻害する。
5 イマチニブは血管内皮細胞増殖因子受容体(VEGFR)チロシンキナーゼを選択的に阻害し血管新生を阻害する。
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一般問題(薬学理論問題) 【薬剤】

問166
薬物の生体膜透過機構に関する記述のうち正しいのはどれか。2 つ選べ。

1 単純拡散では薬物は濃度勾配に従って透過しその透過速度はMichaelis-Menten 式により表すことができる。
2 促進拡散はトランスポーターを介した輸送であるため構造の類似した化合物の共存により透過速度が低下する場合がある。
3 一次性能動輸送はATP の加水分解により得られるエネルギーを直接利用する。
4 膜動輸送による高分子の細胞内取り込みでは生体膜自体の形態的変化は起きない。
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問167
薬物の組織分布に関する記述のうち正しいのはどれか。2 つ選べ。

1 組織移行性の大きい薬物の分布容積は血漿容積に近い値となる。
2 組織成分との結合が強い薬物の分布容積は総体液量を超えることがある。
3 薬物の組織分布が平衡に達すると血漿中と組織中の非結合形分率は等しくなる。
4 組織中非結合形分率に対する血漿中非結合形分率の比が大きい薬物ほど分布容積は大きい。
5 炎症性疾患時にはα1 -酸性糖タンパク質の血漿中濃度が低下し塩基性薬物の分布容積が増大する。
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問168 
薬物A 10mg を静脈内投与した後の血中濃度時間曲線下面積(AUC)は250μg・h/L であり尿中に未変化体として5mg が排泄された。また、10mg を経口投与した後のAUC は45μg・h/L であり糞便中に未変化体として2mg が排泄された。薬物Aの小腸利用率(小腸アベイラビリティ)として適切なのはどれか。1 つ選べ。

ただし、薬物Aの消化管管腔中での代謝・分解は無く静脈内投与後は肝代謝と腎排泄によってのみ消失し消化管管腔中への分泌胆汁中排泄は無いものとする。また、薬物Aの体内動態には線形性が成り立つものとし肝血流速度は 80L/h とする。

1 0.04
2 0.2
3 0.3
4 0.6
5 0.9
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問169
薬物の腎排泄に関する記述のうち正しいのはどれか。2 つ選べ。

1 糸球体の基底膜は陽性に帯電しているため酸性薬物は塩基性薬物よりろ過されやすい。
2 投与された薬物のすべてが腎排泄によって消失するときその腎クリアランスはクレアチニンクリアランスにほぼ等しい。
3 フェノールスルホンフタレインは主に尿細管分泌により体内から消失するため腎機能測定に用いられる。
4 OAT1は近位尿細管上皮細胞の刷子縁膜に存在し細胞内の有機カチオンを管腔内へ排出する。
5 尿細管における弱塩基性薬物の再吸収は尿のpH が大きくなると増大しその腎クリアランスは低下する。
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問170 
薬物Aの血中濃度が薬物Bの併用によって上昇する組合せはどれか。2 つ選べ。
第101回薬剤師国家試験問題170
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問171
薬物Aは、静脈内投与後肝臓における代謝と腎排泄によってのみ消失し正常時は肝クリアランスが全身クリアランスの80%であること腎排泄は糸球体ろ過のみによって起こることがわかっている。ある肝疾患患者において血中アルブミン濃度の低下により薬物Aの血中タンパク非結合形分率が2倍に上昇し肝クリアランスは4分の1に低下していた。この患者に対し正常時の2分の1の血中濃度時間曲線下面積(AUC)が得られるようにするには静脈内投与量を正常時の何%にすればよいか。1つ選べ。ただし薬物Aの体内動態にはいずれの場合にも線形性が成り立つものとする。

1 30
2 60
3 80
4 100
5 120
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問172
薬物A 50mg を、粉末製剤あるいは液剤として経口投与した後の血中濃度時間曲線下面積(AUC)は等しく1,500μg・h/L であった。一方、血中濃度に関する1次モーメント時間曲線下面積(AUMC)は粉末製剤の場合が9,000μg・h2/L液剤の場合が7,500μg・h²/L であった。薬物Aの粉末製剤の平均溶出時間(h)に相当するのはどれか。1 つ選べ。

1 0.2
2 1.0
3 1.2
4 5.0
5 11.0
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問173
治療薬物モニタリング(TDM)に関する記述のうち、正しいのはどれか。2 つ選べ。

1 血清中ジゴキシン濃度を免疫学的測定法で測定する場合腎障害患者や妊婦では内因性交差物質が測定値に影響を及ぼすことがある。
2 アジスロマイシン投与時には第8脳神経障害の副作用を回避するためにTDM が行われる。
3 テオフィリンの投与量は患者のクレアチニンクリアランスを指標に決定される。
4 TDM は、血中薬物濃度と薬効・副作用との間に相関がない薬物において有用である。
5 薬物によっては血清分離剤に吸着するため血清分離剤を含む採血管を使用した場合には血清中濃度を低く見積もる場合がある。
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問174
医薬品粉体のぬれ及び吸湿に関する記述として正しいのはどれか。2 つ選べ。

1 ぬれやすいほど粉体に対する液体の接触角が大きい。
2 水溶性の結晶性粉体では臨界相対湿度(CRH)未満において急激な吸湿は起こらない。
3 CRH では、粉体粒子表面を覆う薬物の飽和水溶液の水蒸気圧と空気中の水蒸気圧が等しい。
4 粉体は、吸湿により安息角が減少する。
5 2種類の水溶性の結晶性粉体を混合して得られた粉体のCRH は個々の粉体のCRH と比べて高い。
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問175
球状の医薬品懸濁粒子は溶媒中を次式で表される速度で沈降する。次の記述のうち正しいのはどれか。2 つ選べ。ただし、設問中のパラメータ以外は変化しないものとする。

Vs:沈降速度(m/s),r:粒子の半径(m),ρp:粒子密度(kg/m³),
ρf:溶媒の密度(kg/m³),g:重力加速度(m/s²),η:溶媒の粘度(Pa・s)

1 本式は、等加速度沈降している場合に成立する。
2 粒子径が 1/3 倍になれば粒子の沈降速度は1/9 倍になる。
3 溶媒の粘度が上昇すれば粒子の沈降速度は増大する。
4 粒子密度が小さくなれば粒子の沈降速度は低下する。
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問176
1 価の弱酸性化合物(pKa= 6.1)の水に対する溶解度はpH 1のとき0.1μg/mL であった。この化合物の溶解度が1mg/mL となるpH はいくらか。最も近い値を1 つ選べ。ただし、イオン形は完全に水に溶解するものとする。

1 2
2 5
3 7
4 10
5 12
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問177
湿式顆粒圧縮法による錠剤の製造プロセスにおいてア~エに当てはまる単位操作の組合せとして適切なのはどれか。1つ選べ。
第101回薬剤師国家試験問題177
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問178
医薬品の容器・包装に関する記述のうち、正しいのはどれか。2 つ選べ。

1 SP(Strip Package)はポリ塩化ビニルなどで成型したくぼみに錠剤やカプセル剤を入れたものである。
2 ピロー包装は包装された医薬品の防湿性を高めるためにラミネートフィルムなどで二次包装したものである。
3 密閉容器の規定がある場合には気密容器を用いることはできない。
4 プレフィルドシリンジは注射液をあらかじめ注射器に充てんした製剤である。
5 プラスチック製医薬品容器試験法は輸液の容器のみに適用される。
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問179
ある経皮吸収型製剤の断面図(模式図)を以下に示す。in vitro 放出試験における本製剤からの累積薬物放出量と時間の関係を示したグラフとして正しいのはどれか。1つ選べ。ただし、放出試験中、薬物貯蔵層内放出制御膜内及び粘着層内の薬物濃度は一定に保たれかつシンク条件が成立しているものとする。
第101回薬剤師国家試験問題179
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問180
EPR(Enhanced Permeability and Retention)効果の説明として、正しいのはどれか。1 つ選べ。

1 腫瘍組織で活性の高い酵素によって薬物が代謝活性化を受け腫瘍組織特異的に効果が発現する。
2 腫瘍組織特異的なトランスポーターの利用により薬物の腫瘍組織への移行性と滞留性が向上する。
3 薬物を含む微粒子がマクロファージに貪食され薬物が長時間血液中に滞留する。
4 アンギオテンシンの併用投与により腫瘍組織の血管透過性が選択的に上昇し、薬物の移行性が向上する。
5 腫瘍組織では、通常組織と比較して毛細血管の透過性が亢進しリンパ管が未発達なので薬物を含む微粒子の腫瘍組織への移行性と滞留性が向上する。
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一般問題(薬学理論問題) 【病態・薬物治療】

問181
72歳男性。1年前より、一定の距離を歩行すると右のふくらはぎ(腓腹筋)に痛みを感じていたが歩行をしばらく中止すると改善するので、放置していた。1ヶ月前から次第に症状が悪化してきたため近医を受診した。このとき測定した血圧は以下の通りであった。またMRI で右総腸骨動脈に閉塞を認めた。この患者に対する治療薬について医師から薬剤師に相談があった。提案すべき適切な薬剤はどれか。2つ選べ。

(血圧)
左上腕138/72mmHg 足関節152/78mmHg
右上腕134/70mmHg 足関節94/52mmHg

1 ワルファリンカリウム
2 シロスタゾール
3 ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩
4 リバーロキサバン
5 サルポグレラート塩酸塩
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問182 
65歳男性。慢性閉塞性肺疾患の既往歴あり。数年前から労作時に息切れ、動悸を覚えるようになった。数日前から風邪様症状が出現し夜間咳嗽、喀痰とともに起坐呼吸の状態となった。

身体所見:身長172cm、体重69kg血圧140/85mmHg、脈拍108/分(不整)頸静脈怒張、収縮期雑音、下肢の浮腫著明。

検査所見:BNP(脳性ナトリウム利尿ペプチド)716pg/mL(基準値18.4pg/mL以下)。
胸部X線写真:心胸郭比(CTR)71.5%心電図:心房細動と左室肥大。

この患者に対する治療薬について医師から薬剤師に相談があった。提案すべき治療薬として適切でないものはどれか。2 つ選べ。

1 リシノプリル水和物
2 フロセミド
3 カルペリチド
4 メキシレチン塩酸塩
5 リキシセナチド
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問183 
42歳女性。身長161cm、体重51kg。既往歴及び喫煙歴なし。月経困難症のため近隣の婦人科を受診しドロスピレノン・エチニルエストラジオールの配合剤が処方された。薬剤を服用しはじめてから数ヶ月後かかりつけ薬局の薬剤師に「急に息切れがし、胸が痛くなった」と電話による相談があった。薬剤師は、安全性速報で注意喚起されているこの配合剤の副作用であると推定し服用を中止してすぐに救急医療機関を受診するよう指導した。この副作用はどれか。1 つ選べ。

1 急性心筋塞
2 不整脈
3 狭心症
4 肺塞栓症
5 気胸
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問184
播種性血管内凝固症候群(DIC)に関する記述のうち誤っているのはどれか。1 つ選べ。

1 悪性腫瘍や産科的疾患などの基礎疾患を有する。
2 多発性微小血栓による循環障害を生じる。
3 凝固系と線溶系が同時に亢進する。
4 血小板数が増加する。
5 基礎疾患の治療に並行してヘパリンや合成プロテアーゼ阻害薬による治療を行う。
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問185 
42歳女性。健康診断で高血圧症を指摘されたため、内科を受診した。検査の結果、血清カリウムの低下血漿レニン活性の低下血漿アルドステロン濃度の上昇を認めた。さらに検査入院しカテーテル検査にて両側副腎静脈より採血し血漿アルドステロン濃度を測定したところ片側のアルドステロン濃度の著明な上昇がみられた。他の生化学的検査値には異常を認めず特記すべき家族歴もなかった。この患者の病側副腎摘出手術を行うまでの期間高血圧症に対する治療薬について医師より薬剤師に相談があった。提案すべき治療薬はどれか。1 つ選べ。

1 トリクロルメチアジド
2 スピロノラクトン
3 アリスキレンフマル酸塩
4 バルサルタン
5 リシノプリル水和物
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問186
36歳男性。既往歴に特記すべきことなし。体のだるさとともに、突然上眼瞼と下肢に浮腫が出現した。血圧は140/85mmHg で血液検査・尿検査を行ったところ結果は以下のとおりであった。

血液検査:白血球5,800/μL、Hb 14.2g/dL、血小板数25× 10⁴/μL、AST 32IU/L、ALT 38IU/L、血中尿素窒素(BUN)23mg/dL 、血清クレアチニン1.2mg/dL 、クレアチニンクリアランス80mL/min、Na138mEq/L、K4.5mEq/L、、Cl102mEq/L、低密度リポタンパク質コレステロール(LDL-C)268mg/dL、高密度リポタンパク質コレステロール(HDL-C)39mg/dL、トリグリセリド190mg/dL、血清総タンパク5.6g/dL、血清アルブミン2.6g/dL、空腹時血糖98mg/dL、HbA1c5.6%

尿検査:尿潜血(-)、尿タンパク(4+)3.8g/day、尿比重1.018
精査の結果ステロイドのパルス療法が開始された。
この患者の推定される病態として正しいのはどれか。1 つ選べ。

1 痛風腎
2 糖尿病
3 ネフローゼ症候群
4 急性肝炎
5 多発性硬化症
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問187
58歳男性。21歳のとき、統合失調症を発症。その後、精神科への入退院を繰り返し昨日、本院に入院。検査の結果、耐糖能異常が診断された。薬歴として以下の処方が記載されていた。

(処方1)
ハロペリドール錠1mg 1回2錠(1日6錠)1日3回朝昼夕食後14日分

(処方2)
オランザピン錠5mg 1回1錠(1日1錠)1日1回朝食後14日分

(処方3)
フルニトラゼパム錠2mg 1回1錠(1日1錠)酸化マグネシウム錠250mg 1回1錠(1日1錠)1日1回就寝前14日分

(処方4)
フルバスタチン錠20mg 1回1錠(1日1錠)1日1回夕食後14日分

この患者の処方に対して薬剤師が医師に処方変更を提案するとき削除を提案すべき薬剤はどれか。1 つ選べ。

1 ハロペリドール錠
2 オランザピン錠
3 フルニトラゼパム錠
4 酸化マグネシウム錠
5 フルバスタチン錠
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問188 
臓器移植の拒絶反応に用いる薬物に関する記述のうち正しいのはどれか。2 つ選べ。

1 グスペリムスは抗CD25モノクローナル抗体であり急性拒絶反応の治療に用いられる。
2 タクロリムスはカルシニューリンを阻害してT細胞におけるインターロイキン-2 の産生を抑制する。
3 ミコフェノール酸モフェチルは急性拒絶反応治療の第一選択薬である。
4 抗ヒト胸腺細胞ウサギ免疫グロブリンは急性拒絶反応の治療に用いられる。
5 シクロスポリンはほ乳類ラパマイシン標的タンパク質(mTOR)阻害作用に基づく免疫抑制により腎移植に用いられる。
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問189
口腔咽頭カンジダ症に関する記述のうち正しいのはどれか。2 つ選べ。

1 HIV 感染者で罹患率が低い。
2 ステロイド吸入患者で罹患率が高い。
3 がん患者で罹患率が低い。
4 舌痛、口腔内出血、口腔粘膜の白苔潰瘍などの臨床症状を示す。
5 ニューキノロン系抗菌薬による初期治療が第一選択である。
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問190
55歳男性。進行下行結腸がん手術施行後テガフール・ウラシル配合剤を内服していた。その後、脾転移、腹膜播種が認められFOLFOX+ベバシズマブ療法が開始された。12コース施行後、効果が不十分なためFOLFIRI+パニツムマブ療法へ変更となった。このがん化学療法施行前に行う遺伝子検査はどれか。2 つ選べ。

1 EGFR
2 KRAS
3 UGT1A1
4 B-Raf
5 Bcr-Abl
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問191
製薬企業の医薬情報担当者の役割として適切なのはどれか。2 つ選べ。

1 医療機関を訪問することにより自社の医療用医薬品を中心とした医薬情報を医療関係者に提供し適切な価格交渉を行う。
2 医薬品の有効性情報や安全性情報を医療現場から収集し企業に報告する。
3 常に安全性よりも有効性に重点をおいて情報を提供する。
4 自社の治験薬に関するデータの収集及び解析を行う。
5 緊急安全性情報を医療機関に伝達する。
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問192
ある疾患Xは、日本人の有病率が 0.2%である。Xに対する疾患マーカーMはXに罹患した患者において 99%の確率で陽性を示すが1%の確率で陰性を示す。また、Xに罹患していない患者では2%の確率で陽性を示し98%の確率で陰性を 示す。ある日本人患者が疾患マーカーMで陽性を示したときその患者がXに罹患 している確率(陽性予測値)として最も近い値はどれか。1つ選べ。

1 9%
2 25%
3 73%
4 97%
5 98%
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問193
コホート研究の指標の中で「絶対リスク減少率」に該当するのはどれか。2 つ選べ。

1 曝露群と非曝露群の危険度の比
2 治療することによりある転帰がどの程度抑えられたかを減少率で表した値
3 対照群における結果因子の発生率と治療群における結果因子の発生率の差
4 症例群が曝露した割合と対照群が曝露した割合の比
5 治療必要数の逆数
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問194
仮説検定を危険率1%で行ったところ帰無仮説は棄却できなかった。この検定結果に関する記述として適切なのはどれか。1 つ選べ。

1 第1種の過誤が生じている可能性がある。
2 帰無仮説は肯定されたと解釈される。
3 危険率を5%とすれば帰無仮説は棄却されやすくなる。
4 危険率を変えなければ標本数を増やしても帰無仮説が棄却される見込みは変わらない。
5 第2種の過誤を犯す可能性の程度は1%である。
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問195
以下の図は3群以上の間で仮説検定を行う場合のデータの種類に応じた仮説検定法の選択とその順序の概要を示したものである。図の①,②,③の組合せとして適切なのはどれか。1 つ選べ。なお、post hoc 多重比較検定にはTukeyの検定Scheffeの検定Dunnett の検定などが含まれる。
第101回薬剤師国家試験問題195
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